4次元空間を何故人類は認識できないか
人類が霊長類となった要因のひとつは、認識能力であることには異論がないだろう。
視覚は、360~830nm。
聴覚は20~2万hz。
現実の正確な認識には、欠かせないものである。
では、何故人類は4次元空間を認識してこなかったのか。
人類の認識範囲を超えた生物がいる。犬は、16~20万hzも聞こえる。蝶は紫外線を認識する。渡り鳥は磁場を認識できるらしい。
中には、4次元空間を認識できる生物がいそうである。
重力場を4次元で考える
重力を表現する時、
3次元空間を2次元空間(平面)化して、
重力を「空間の歪み」として
表すことは、よく行われていて分かりやすい。
これは、我々の空間が
4次元空間であることを暗示している。
「場」とは、4次元空間を言う。
電子の粒子性と波動性
電子が、4次元空間を動いていると考えると
電子の粒子性と波動性の性質も
理解できる。
下図は光の場合である。
光は、電磁波と呼ばれる。
縦波である電波と
横波である磁力波が
直角に交差して進む。
同時に光子が、存在する。
それを同時に満たすには、
磁力波、ないしは電波が4次元空間を進んでいると
考えると分かりやすい。
3次元空間と交わった時に
光子となって可視化される。
電子は4次元空間で動いている
空間が4次元でできていることを今度は、
宇宙とは真逆の、
ミクロの世界で考えてみよう。
実は、電子が4次元空間で動いていると考えると
いろいろなことが理に適う。
一般的に理解されている3次元の原子構造を
2次元的に表記すると、
ピンクの中心円(原子核)と
その周辺軌道を回転する青の電子ということになる。
しかし、電子の動きは、不確定性であることがわかっている。
軌道上にランダムに存在する。
霧のように漂っていると表現する人もいる。
それは、電子が4次元空間を動いているからである。
3次元空間と接触したときにのみ、
粒子としての姿を現す。
というより、我々が電子を捉えることができる。
消えたり、現れたりするのではなく、
4次元空間を一定の法則性によって周回していて、
3次元空間と接した瞬間のみ、
我々は電子を認識するのだ。
「時空は5次元」宣言
アインシュタインは、時空とは連続していて4次元だと言った。
空間軸の3次元+時間軸の1次元のことだ。
しかし、空間軸は4次元だと考えた方が理にあっている。
本当は、時空は5次元。
そのことを、子供でも分かるように解き明かしたい。
まずは、宇宙について。
宇宙の膨張については、上図からよく説明される。
現在の3次元空間を、2次元に落として考えると分かりやすいので
誰もがそうしている。
2次元の球体の表面を、3次元の我々の空間と仮定すると、
限界(涯て)は無いが、体積は有限であるという宇宙像が
分かりやすくなる。
宇宙が4次元であることを、
暗に示している。